ハードワークに追われているあなたへ
仕事人間、これだけは知っておけ
N冷房で体調がおかしいときはニンニクがいい
 
前に冷房病で悩む人の話をしましたが、体質的に冷えに弱くない健康な人でも、営業マンのように、暑い外とヒヤッとするほど冷房の効いたオフィスを出たり入ったりしている人は、その急激な温度差がストレスとなって体調を狂わせることがあります。
 つまり、急激な環境の変化に体の調節機能が追いつかなくなってしまい、その結果、手足の疲労感、頭痛、風邪、関節の痛み、腰痛、食欲不振といったさまざまな症状が現れてくるのです。
 こうした冷えからくる体調の狂いは、血行の悪さからくるので、それを防ぐのに一番手近で効果がすぐ出るのはニンニクを食べることです。
ニンニクには血管を拡張し、とくに骨盤内や下半身の保温に非常に効き目があるからです。
 温かい牛乳にニンニクを一片摩り下ろして飲むと、かなり、早く体調を取り戻すことができるので、さっそく試していただきたい。ただし、これは冷房病のような人工的な環境変化で、一時的に体のバランスを崩した場合に有効なのであって、冬、寒いから暖かくしようと思っても効果は期待できません。

O電車の中で疲れがとれる「イメージトレーニング法」とは
 
朝夕の通勤ラッシュはサラリーマンにとっては苦痛のタネです。しかも、長時間立ちっぱなしとなると、その疲労は大変なものになります。そんな通勤の疲れを少しでも軽くする方法はないものかと、多くのサラリーマンは思っているに違いありません。
 そこで、お勧めしたいのがイメージトレーニングです。最近、サイバービジョンを使ったゴルフのトレーニングが話題になっているから、皆さんもご存知でしょう。
頭の中で空想ゲームをするわけで、いわば頭のジョギングといっていいでしょう。そして、これはボケつまり頭の老化防止にも効果があるのです。
 とにかくゴルフでもテニスでも何でもいいから、自分の好きなものを考えればいい。私だったら釣りが好きですから、自分がいった磯を思い出す。波がきて、それが引くときに釣り糸をポーンと投げる。すると引いていく波にのって浮きは沖へ流される。いわゆる棚に届くわけです。そうこうしているうちに、こんどは波が寄せてくるから、だんだん浮きはこっちへ来る。10メートルもこっちへ来たから、もうこの下には棚がない。だから、糸を上げて、もう一度投げなければ・・・・・・というイメージを頭の中に描くわけです。
 そして、電車が揺れれば、船釣りをイメージし、船が揺れたときに反射神経で体のバランスを保つような感覚を思い出し、体を反応させるのです。このように意識的に足を踏ん張るようにすると、ただ漫然と揺られている場合に比べて、
反射神経や平衡感覚をよくする効果があります。
 ボケッと吊り革につかまって立っているときよりも体の筋肉も緊張するから、肉体的にも疲れないものです。よく言われるように、吊り革につかまらずに立っていれば、なおさらいい運動になります。
 
頭の老化防止にも、足腰の衰えを防ぐのにも効果があるこのイメージトレーニングを、あなたも早速明日からでも実行してみてはどうでしょうか。